
武蔵野音楽大学および同大学院ピアノ専攻修了。在学中に古楽器演奏とフォルテピアノへの関心を深め、1996年に専門的な学びを深めるためオランダへ留学。デン・ハーグ王立音楽院およびアムステルダム音楽院にて、フォルテピアノ演奏の第一人者スタンリー・ホッホランド氏に師事。エラスムス交換留学生としてザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でチェンバロとフォルテピアノを学んだ後、2003年にアムステルダム音楽院演奏課程を修了。これまでに杵渕茂登子、コンスタンティン・ガネフ、ジュリア・ガネヴァ各氏にピアノを、渡邊順生、スタンリー・ホッホランド、ウォルフガング・ブルンナー各氏にフォルテピアノを、パトリック・アイルトン、ジークベルト・ランペ各氏にチェンバロを師事。
2006年、英国フィンチコックスピアノ博物館にてクレメンティ賞を受賞。オランダのFMラジオ局AVRO Radio4では2008年に演奏が生中継された。2010年からはアムステルダムのスウェーリンク・コレクション運営委員としても活動。オランダを拠点に、ソロおよび室内楽奏者としてフォルテピアノのデモンストレーションや音楽ツアーで多数のコンサートに出演している。アムステルダムのカトリック教会では聖歌隊の指揮者兼オルガニストとしても活動。福井直秋記念奨学金および朝日新聞文化財団の助成を受けた実績も持つ。


近年は、モーツァルト時代の楽器である自身所有のシュタイン・ピアノを使用し、家族で楽しめる子ども向けクラシックコンサートKaoru’s MagiPodiumを企画・開催。2018年にはオランダの舞台芸術基金の支援を受けてツアーを実施し、好評を博して現在までに30回以上の公演を重ねている。2024年からはアマチュア向けのチェンバロ&フォルテピアノのワークショップも開始。多彩なコラボレーションにも積極的で、フォルテピアノ五重奏団SOUNDSや作曲家マタイン・パッディング氏との共同制作などを行い、現代作曲家の新作初演にも貢献。2013年にはギタリスト、ダリオ・マカルーソとのデュオ「ラ・コルデ・ヴィブランテ」でCDをリリースしている。
教育者としても活躍し、ユトレヒト、アムステルダム、フィンランド・クオピオ市の音楽学校などでマスタークラスを担当。2023年からはヒルヴァーサム市のグローベ芸術文化センターで若手ピアニストの育成に力を注ぐ。
現在もオランダを拠点に、フォルテピアノの多様な魅力を発信し続けている。


過去に参加したフェスティバル:フォルテピアノフェスティバル(ヘールフィンク博物館主催)、北欧歴史的鍵盤楽器祭(フィンランド・クオピオ市)、香港古楽器祭、Festival TOETSENPARADE、Festivals for Compassion、Erato Festivalなど。